財布を無くした男の話
ふふっ、財布ないわ
「財布いらねえな」
一年ほど前の私はそう思ってました。というのも、LINE Payに登録して以来、ほとんどの買い物をバーコードやNFC決済で済ませていて財布がただのポイントカード入れになっていたのです。
ちょうどその時期使っていた財布がボロボロになってきていて、小銭ポケットの縫い目がほつれてきてたり、二つ折りの折り目の合皮がひび割れてたりしてました。
新しい財布を購入しようかとも思ったのですが、その考えもあったため思いきって財布を無くしてしまいました。
本稿はそれから約一年たってのレビューというか感想の記事になります。
浅倉透のダイマ記事ではありませんので期待してた方は申し訳ありません。
決済スタイルを見直そう
財布を無くしたとはいえ、財布というものは普段持ち歩くものを集約するという側面もあります。ポイントカードとかはモノによってはスマホに代替することも可能ですが、悲しいことに今の日本では運転免許証や健康保険証などはモバイル化されていません。
そこで、代わりになるモノを探しました。
見つけました。
俗に言うクレジットカードケースです。私はこれにクレカや身分証を入れています。
※貼ってあるステッカーは付属しません
本体下部にある黒いレバーを引くと入れてあるカードがシャキーン!!と出てきます。カッコいいです。
レザー部は開くことができて、ポケットには念のための現金とテレカ(恐らく今後絶対に使うことはない)を入れてあります。
これを見て、「現金入ってるなら財布じゃねえか!」って言う人がいらっしゃるかもしれませんが、それはごめんなさい。ちなみに私はこれを便宜上財布と呼んでいます。やっぱり財布じゃねえか。
だって考えてください、これをカードケースとか言うと財布よりも文字数増えるんですよ。「さいふ」という三音よりも少なくこのモノを適切に表現できる言葉があったら教えてください。
どう運用するか
これに乗り換えた当時学生だったのですが、学校の売店等がキャッシュレスに一切合切非対応だったので現金を必要とする場合はままありました。
就職した今、この現金を使う機会はラーメンを食べに行くときくらいしかありません。
レザー部のポケットには紙幣しか入れていません。つまり現金を使うときは金額がポッキリでもない限りお釣として小銭が発生することになります。
これはどうします?数枚程度の小銭ならレザーのポケットに入れることも可能ですが、紙幣しか出さないのにそんなお釣の調整が効くわけがありません。
ではどうしましょう。財布なら小銭用のポケットが……。あ!良いポケットがあるじゃん!そう!そこ!そのズボンのポケットです!!
小銭は出先でしか発生しないので、外出中はそのポケットに入れておきます。で、帰ってきたら貯金箱にチャリンしておきます。学校や職場での自販機とかで発生したらデスクの引き出しにストックしておきます。
つまりラーメンを食べる場合。どこのラーメンを食べても1000円均一になってしまうのです!大盛りにしてチャーハンをつけて1000円を超えてしまうと自動的に2000円に変化します。そんなに食えんが。
まるでスマホデータ通信の段階プランです。
そして一年たった貯金箱がこちらです!
1000円札が入ってるのは諸事情で入れる機会があったので入れてます。
一応このお金は年間で出入りがあったりはしています。
例えばバスに乗る前提で出かけるときとかで事前に小銭が必要とされることが想定されるときに必要分を持ち出す。などですね。
え?そういうときこその交通系ICカードだろって?そう思ったあなたはとても恵まれた地域に住んでいます。その事を喜びながらSuicaを使ってください!
さて、一年間貯めた気になる貯金結果は……
20,278円でした! 千円札の分をさっ引いても18k程度はあったということになります。
とりあえず、この貯金箱の中身は銀行口座にでもぶちこんでリセットしてまた一年貯めようかと思います。
学生の時と違って生活圏やスタイルが大幅に変わったので来年は減るかもなぁ
追記
貯金箱を持って銀行に行ってきました!
平日で帰宅後に行ってきたので窓口ではなくATMに……
通帳を入れ、小銭の蓋を開けると……
狭い……
とてつもなく狭い。イメージだと、セルフレジとかメダルゲームの預け機みたいにジャーーーって入れられるヤツかと思ってたら500円玉を三枚重ねて入れるのが限界くらいの狭さ。
仕方ないので、貯金箱の蓋を開け、手で掴んでジャラ、ジャラ、ジャラランガと入れていく。
しばらく開いていると自動的に閉まる仕様らしく、蓋が閉まる旨のアラートが鳴る。
仕方がないので小銭を入れる手を止める。蓋が閉まって、モータの駆動音と小銭の音がATMから鳴る。
長い……
入れられた小銭を計算しているのだろう。待つ。小銭投入口の蓋が再び開かれた。
「規定量を超えた硬貨をお取りください」
一度に入れられる硬貨には限界があるようだ。このくらいなら想定内だったので、複数回に分けて入れる覚悟くらいはしていた。 余剰分の小銭を回収して、次に移る。
一度入金処理が行われ、通帳がべーと排出される。
「ありがとうございました。」 タッチパネルのディスプレイを見つめながら初期画面の状態に戻るのを待つ。
ギュイーン、ジャラジャラジャラ……
長い……!
さっきと同じくらいに長い。 おそらく機械の中で小銭を仕分けて硬貨ごとにまとめているのだろう。
しばらく待って次。
もう一度同じことを繰り返す。長い待ち。
最初は4、5台あるATMも1台くらいしか埋まってなかったのに、他のお客様が来て列ができ始めていた。
…………途中で帰って来ました!貯金箱には半分近く小銭が残っています!
今度行くときは空いてる時間か、窓口にちゃんと行った方がいいですね!!!!
おわり!!!!!