こーめーのブログ

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貞々童々ってなに?

貞々童々

私の人生のスローガンというか、キャッチコピーに『貞々童々』というものがある

 

見ても分かるとおり「正々堂々」と「童貞」という2語を混ぜただけの造語である。

 

童貞として生きることを良しとして、恥じることはないというメッセージである。

 

そもそも、私がなぜこのような思考に行き着いたのかを話したいと思う。

 

普通ってなんだ?

少なくとも日本人のほとんどが自分は普通に生きてきたと思っているだろう。

 

ほとんどの人が生きてるからそれが普通になったとか、鳥先卵先の話は置いておいて、皆人生の主人公は自分であり、それぞれの人生において中心は自分であるので自分が基準として用いられるのは至極自然なことだ。

 

もちろん凄まじい努力を重ねている人や、とてつもなく不幸の連鎖の中で自分は普通ではないという人もいるであろうが、この記事の主題を話すこととは関係ないので割愛する。

 

どこで差がつく?

貞々童々について語るので彼女の有無や人生の充実性について語る。ここで出世だとかスキルアップだとか年収だとか意識の高いこじゃれたことは関係ない。

 

皆普通に生きてる中でも、彼女が何人も出来てとっかえひっかえの人もいれば、長い人生で一人の伴侶を見つけ慎ましやかに生きていく人もいる。反対に人生で女性と全く関わりのないまま生きていく人もいる。

 

普通に生きるということで差がつく要素を考えるとすると、「モテたいから」とか「好きなあの子に合わせて始めた趣味」は排除して考える必要がある。

 

例として「モテそうだから」と始めて習得したギター。と親や兄弟がロック好きで自然にギターを弾いてみたくなった。ではニッケルの弦とタコ糸の弦くらいの差があるのである。(前者はそれだけの理由で長続きするのかは疑問ではあるが)

結果として両方モテて彼女ができる経験が何回かあったとしても、自分の好きなものとして習得した後者の方が労力的に少なくアドバンテージがある。

 

後者の人間が似たような流れでギターではなくバイクや競馬を好きになったとしよう。これはモテない。

つまり、同じ"自然の流れ"で得た趣味であってもそれが何かによって差が大きくつくのである。

 

『貞々童々』って何?

話が脱線してしまったので元に戻そう。

 

『貞々童々』とは自ら女性との関わりを持とうとはしない思想である。

自分が女性と関わることで発生する女性側の損失、利益を試算した結果、損失の方が上回ると判断して自分の利益さえも捨てて女性に幸せになってもらおうという考えである。

言い換えると自分に自信のない表れとも言える。

 

よく少女漫画とかでイケメンが2,3人程でヒロインを取り合う展開があるが、終盤にサブイケメンが彼女を考えて退く展開がある。(バイアス5000兆%)

これの究極体だと思って欲しい。最初から恋愛バトルに参戦しないのである。モブに徹するのである。

 

少女漫画やラブコメで顔面偏差値30のキャラがメインのヒロインや主人公と戦おうとするとしたら相当な知将として参戦するか、せいぜい序盤でヒロインをいじめたおすくらいしかできることがない。最早舞台装置だ。モブのほうが読者に「このコマの片隅にいる人はどんな人生を送ってるんだろう」と一瞬でも想像してもらえるだけ可能性が広がる分マシである。

逆に戦わずして物語に介入しようとするのであれば愚痴を聞いたり相談に乗ってあげる良い友人か、イベントを巻き起こしてお膳立てをするバカな友人をするしかないし、その役回りにつくのであればなおのことヒロインや主人公とは恋仲にはなれないと思っておいた方がいい。

その覚悟をもってして望むのであればそれはまた一つの貞々童々である。

 

女性とは関わらないことで自分の幸せの可能性を摘み取るが、その女性の幸せになる可能性を摘み取らないということである。それを信じて関わらないという選択である。

 

やたら修羅場を巻き起こして自業自得の目に遭って「女絡み要らん」って言ってるヤリチンパリピとは本質的に在り方から違うのである。

 

この生き方はかなり悲しい。かなりの覚悟がいる生き方である。まずなんと言っても成果が表れない。貞々童々としたムーヴをしたところで結果が表れないのである。これをしたところで感謝されるわけでも自分に利益があるわけでもない。代わりに恨まれたり煙たがられることもないが。結果が見えるのは自分だけである。自分が関わったことでの試算とその女性がその後歩む人生がどだけ幸せかを想像し、結果を弾きだすしかない。(経過観測をしてしまうと貞々童々に反する)

 

じゃあそんな生き方やめれば良いのにと思う方もいるかもしれないが、それは出来ない。これが私の普通だからだ。自然と習得してしまった思想の土台なのである。

 

 

 

 

今回例として上げてるギターをしてる人には一例として上げただけで他意はないということを明記して筆を置きたいと思う。ギタリストにだってモテない人はいる。きっと。